革財布のメンテナンスは必要ない、って思ってた事を反省します。
2017/06/23
結構前に義母へ新しい財布をあげたのだけど、財布の中身を新しい財布に入れ替えたら古い財布をちょっと貸して〜ってお願いしていたんです。
古い財布がどこまで綺麗になるのか?試したかったんですよね。
ということで、最近やっと義母から古い財布を貸してもらえたので、新しい財布をやっと使い始めてくれたんだ〜って思ってたら、もったいないからお出かけの時に使うーっていつものパターンでした。
実は古い財布をあげた時ももったいないからお出かけの時に使うと言ってなかなか使ってくれてなくてあるとき遠出におでかけするときにやっと使ってくれ、それから使いやすい!と言って毎日使ってくれるようになったのです。
今回もそのパターンかなー(笑
早くどっか遠出するときないかな、きっとその時をきっかけに使い始めてくれるはず!
7、8、9年?使用した革財布。
義母の財布。
写真映りよく撮れてしまい、劣化している様子がほとんど伝わらないのが悔しいのですが、実物は結構油分が足りなくてカサカサで色が薄くなっています。
拡大してみるとたぶんわかると思うのですが
革の表面がすれていたりするのは普通の革財布ならありがちなんだけど、やっぱり長年使用してきているので特に角がすれてきたり、縫い目が取れたりといった状態になってきて、やっぱりもう寿命かな、という感じでした。
でも、少しメンテナンスしたら見栄えがよくなって使える状態にならないかな??とちょっとチャレンジしてみました。
油分が抜けてカサついて色が抜けている部分はメンテナンスオイルを少し補充したら色濃くなるだろうし、ほつれているところも補修してあげたら2割り増しな見た目になりそうな予感がしました。
使い込んだ財布がどこまで回復するか?
というわけで、早速開始!
まずはほつれているところがあったので縫うことにしました。
レザークラフトはしたことがないので革製品を縫うのは始めて。
とりあえず家にあるもので縫うことにしました。
糸の太さ的にボタン付け糸がちょうど良さそうだったのでこれを使って縫うことにしました。
ただ、同じ色がなかったので手持ちの糸の中で一番近い色を使うことにしました。
赤っぽい糸で縫ったところが私が縫ったところ。
もともとの針穴に糸を通していきました。
つくづく革製品の修理の方ってすごいなあ、って思いました。同じ穴に針を入れるのってとても大変。穴じゃないところに針をさしたら強度も落ちそうだし。
縫い終わっても革が切れていてペラペラしていたので補強目的でウルトラ多用途SUと爪楊枝を使用して接着。
ウルトラ多用途SUはしっかり蓋を閉めないと使うときに固まってボンドがなかなかでてこないのが難点だけど、我が家ではなんでもかんでもこのボンドで接着します。
今まで小さいサイズのものしか売っていないって思っていたけど、3倍くらいの大きいサイズのものを義弟が使っていて半分以上残っている状態だったけれど使わないということでもらいました!
かなりラッキーでした。
ボンドで接着して固まったら全体を70%エタノールで拭いて行きました。
我が家では掃除にも使うので無水エタノールを水で薄めて70%にして使っているので常備しています。
デリケートクリームが汚れ落としになってしまいました・・・
エタノールで余分な油分を取ったあとはデリケートクリームを塗って革を柔らかくして、そのあとにラナパーを塗ってツヤだしをしようって思っていたんだけど、
思わぬ自体が・・。
子どもが赤ちゃんの時に使っていた靴下でデリケートクリームを塗ろう、って塗ってたら・・・。
少し拭いただけで靴下がこんなにも汚れてしまいました。
もしかしてもしかして・・・!とデリケートクリームを足してどんどん全体を磨いていくと
みるみるうちに汚れが取れてくる・・・
栄養補給がしたかったのに汚れ落としになってる・・。
デリケートクリームの容量があまりないのに汚れがとてもとれるからデリケートクリームを結局半分近く使ってしまいました。
そうだよね、財布って靴のように靴磨きならぬ、財布磨きというものをしない。
革財布のメンテナンスはたまにしたほうがいいって耳にはしていたけど、財布は手の油分がつくからメンテナンスなんか必要ないじゃん!、ってちょっと上から目線で思っていました。
だけどね・・・反省します。
手の油脂だけじゃなく、手垢もつくんだよね・・・っていうことに今までなぜ気がつかなかったのか。。。
デリケートクリームの成分が革財布についた手垢を溶かして汚れ落としの役目をしてくれたおかげで、もう感謝です。
「財布には手垢がつく」って今回気がつくことができました(汗
てことで、デリケートクリームを惜しみなく使って財布全体を磨いたらこうなった。
エタノールで油分を除去したし、デリケートクリームで手垢も取れたのでツヤがあまりなくなりました。
だけど、手触りがとてもよくなった!
革製品を柔らかくするデリケートクリームを使用しているので硬くてカサカサしてた手触りだったのがしっとりと曲げると柔らかな感触になりました。
最後に、1日置いてから今度はラナパーを薄く塗ってツヤだしして完成。
ツヤツヤになった。
ぱっとみ、いい感じにエイジングしてるねーって思うけど、
角のすれがとても多かったり、財布を開けた時の汚れがとれないので気になる人はもうこの財布は使えないのかなあって思います。
私ならまだまだ使うけどね。
角のすれの部分はパテみたいなもので埋めてあげたらもっとキレイになりそうだけど、財布なのですぐ埋めたところも取れそうだなあって思うので今回はしないでおきました。
とりあえず、今回の教訓。
財布はたまにはメンテナンスして汚れ落としをするべき
だなあ、って思いました。
さてさて、わたしの財布も今から早速メンテナンスしてみようっと。
今回使用した道具たち
フジックス キングハイスパン 【ボタンつけ糸】 20番/30m
皮革用万能クリーム M.MOWBRAY モゥブレィ リッチデリケートクリーム
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